キング・クリムゾン『スターレス・アンド・バイブル・ブラック (暗黒の世界)』

クリムゾンの他のアルバムのような構築美は無く、混沌とした緊張感がアルバム全体を支配している。
中盤から終りにかけてのギラギラとした静寂は、まさしく「星ひとつない聖なる暗黒」というタイトルそのもの。
出来るだけ大音量で聴いたほうがいい。
出来るだけ静かな場所で聴いたほうがいい。
出来るだけ耳をそばだてて聴いたほうがいい。
そして、ラスト3分間の衝撃に打ちのめされたほうがいい。